throw down the gauntlet 小手を投げ落とす→戦いを挑む
意味:挑戦する、闘いを挑む
<例>
The price war started when the leading supermarket threw down the gauntlet to its competitors.
(業界トップのスーパーマーケットが競合他社に挑みかかり、価格戦争が始まった。)
「gauntlet」は中世騎士の鎧の中で、手から腕にかけての部分を覆うもので、剣道の小手にあたるパーツです。
これをあえて脱ぎ捨て、相手の足元に向かって投げつけることが、中世騎士たちの間では相手に対する侮辱を表しました。同時に「かかってこい」と相手を挑発する方法でもあったのです。
あまり使われませんが「take up the gauntlet」(小手を拾う)という表現もあり、これは投げつけられた小手を拾うことで、相手の挑戦を受けて戦いに臨む、ということを意味します。
いずれの場合も今日では例文のように比喩として使われているものです。しばしば戦闘的なイメージの言葉ですので、安易に使わないようにしたほうがいいでしょう。