have a trick up one's sleeve 仕掛けを袖の上に持っている→いざという時のアイデアを用意してある
意味:万が一のときに使えるアイデアやプランを用意してある
<例>
I have a couple of tricks up my sleeve if they are bringing it into court.
(彼らが法廷に持ち込もうとするのであれば、僕にもいくつか考えがある。)
トランプを使ったゲームをするときに、いざという時に使えるカードを袖の中に隠しておく、という「だまし方」がこの表現の起源です。
とはいえ必ずしも不正行為を表す表現ではありません。例文のように「いざとなればこちらにも打つ手はある」「用意はできている」というのがその意味になります。
やはりゲームがその起源ですので、「相手の出方を待つ」「相手の動き次第で使うかどうか決める」という意味も込められています。
あくまで交渉事など相手との駆け引きによって話を進めるような状況において、自分の準備が出来ていることを表す表現、というイメージを持っておくと間違いなさそうです。