おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

one trick pony 一つの仕掛の子馬→能力が偏っている人

意味:能力・才能が一分野に限定されている人

 

<例>

It's still better to be a one trick pony than nothing.

(何もないよりは、たった一つでも能力があったほうがましだよ。)

 

この場合の「trick」は「仕掛」ではなく「芸当」ととらえましょう。

 

もともとは、サーカスなどで芸当を演じる馬のうち、一つの芸しか覚えられない馬のことを表す言葉で、これを人にも用いて「ある特定の分野や技術だけに能力を発揮する人」という意味で使われます。

 

さらに文脈によっては、「野球バカ」などある分野になると極端に夢中になる人や、ヒット曲が1曲しかない歌手「一発屋」などの意味で使われることもあります。

 

この場合は人を揶揄するような意味が込められますので、使い方には注意しましょう。