おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

as keen as mustard 辛子のように熱心な→とても熱心な

 

 

 

意味:非常に熱心な、待ちきれない

 

<例>

The boy was as keen as mustard to get a new toy.

(その少年は新しいおもちゃを手に入れるのを待ちきれなかった。)

 

イギリスではマスタードを添えたローストビーフが有名な食べ物で、日曜日のランチタイムには店の外に長い行列ができるほどの人気でした。

 

ローストビーフには必ずマスタードをつけて食べる、というのは彼らにとって毎週日曜日の待ちきれない楽しみだったのです。

 

こうしたイギリスの人たちのローストビーフに対する熱意をマスタードを使って冗談めかして表現したものが、そのままある種の慣用表現として定着したものです。

 

そのため主にイギリスで使われているということですが、アメリカでも十分通じますし、アメリカの一部では「mustard」という一語だけで「熱心な人」という意味で使われることもあるそうです。