おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

as nice as ninepence 9ペンスと同じくらいナイスだ→きちんとしている

意味:きれいに整理されている様子

 

<例 >

I visited Mary’s room, which was as nice as ninepence.

(メアリーの部屋に行ってきたけど、すごくきれいに整理されていたよ。)

 

上記の「ninepence」は「nine pence」(イギリスの通貨で9ペンス)とスペースが入って2語になるべきであり、正確には「ninepence」という1語は存在しないものです。

 

これはもともと「ninepins」だったのが、なまって「ninepence」になったものと言われています。

 

現在ボーリングは10本のピンを三角形に並べて、それをボールで倒すゲームですが、昔は9本のピンを3本x3本のひし形に並べていました。

 

その9本のピンがきれいなひし形になっている状態から、「as nice as ninepins」という表現が「きちんと整理されている様子」をあらわすようになりました。

 

20世紀に入り、9ピンのボーリングから10ピンのボーリングへ流行が移るにつれて、「ninepins」が「ninepence」に変わっていった、と言われています。