おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

the final nail in the coffin 棺桶の最後のくぎ→とどめの一撃

意味:失敗の末に敗北を決定づけるもの

 

<例>

The fact that he lied to the public was the final nail in the coffin for his reputation.

(国民に嘘をついてしまったことが、彼の名声を落す最後の決め手となってしまった。)

 

亡くなった人の入っている棺桶を閉めるための釘、その最後の一つが打ち込まれ、棺桶は墓石の下へ埋められてゆきます。

 

これを用いて、「すでに失敗して落ち目になっている状態に、とどめの一撃を与える決定打」を表したのが今日の表現です。

 

また「another nail in the coffin」と言うと、すでに失敗をしている人が「さらに失敗を重ねてしまう」という意味になります(この場合は「最後の一撃」というわけではありません)。

 

皮肉のこもった、かつユーモラスな英語らしい表現といえるでしょう。