おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

A little bird told me. 小鳥が私に教えてくれた→風の便りで聞いた

意味:誰から/どこからともなく情報を耳にする

 

<例>

A little bird told me that Mr. Jones was leaving the office for a new job next month.

(ちょっと小耳にはさんだんだけど、ジョーンズさんは来月転職するらしいよ。)

 

聖書に「たとえ人に聞こえないと思っても、王様やお金持ちの悪口を言うのはやめたほうがいい。鳥があなたの言葉を運んでしまうかもしれないから」という意味の記載があり、これが起源という説があります。

 

また、うわさや陰口が思わぬ所へとても速く伝わってしまうことを、伝書バトが人のメッセージを遠方の人に迅速に伝える様子と重ね合わせ、今日の表現が生まれた、という説もあります。

 

情報の出所をはっきりさせたくないが、実はお互いにその出所を分かっている、という場合に使われることが多いようです。

 

表現としてはあまり真面目な響きを持ちませんので、上司への報告や外部への連絡などには使わないほうが良いでしょう。