おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

dog-eat-dog 犬が犬を喰う→弱肉強食

意味:弱肉強食、食うか食われるか

 

<例>

William was in a dog-eat-dog situation where he had to assume that all the people around him were his enemy.

(ウィリアムは、自分のまわりの人はみんな敵だと想定しなければいけないような、食うか食われるかの状況にいた。)

 

この表現は比較的想像しやすく、覚えやすいと思います。

 

もともとは「a dog does not eat dog’s meat.」 犬が犬の肉を食べるわけがない、つまり「同じ種類のもの同士が傷つけあうことはあり得ない」という意味の慣用表現が起源です。

 

その後、「あり得ないと思っていたことが起こる(それほど差し迫った状況である)」という意味で、あえて上記の慣用表現をもじって「犬が犬を食べる」という言い方が生まれたといわれています。

 

英語ならではのブラックなユーモアがこめられており興味深い言い回しです。