throw to the wolves オオカミに向かって投げ捨てる→友達を犠牲にする
意味:敵をなだめるために友人や親類を犠牲にする
<例>
He would never hesitate to throw you to the wolves when things go wrong.
(彼は都合が悪くなると君を犠牲にするのもいとわないだろう。)
追い込まれた状況に直面したとき人がどう対応するか、についてオオカミを使って表したものです。
オオカミが目の前にいても、とりあえず食べるものさえ与えれば、オオカミがその食べ物に集中している間に逃げることができます。
ビジネスなどの現場でも、とりあえず非難されるターゲットが一人できれば、その間は自分への非難を逃れることができる。
そういうときに誰かをターゲットとして「売ってしてしまう」様子を表しています。
まれに「throw oneself to the wolves」(自分自身を犠牲にする)と言うこともあるようですが、ほとんどの場合は、例文のように本人以外の人を犠牲にする場合に「ずる賢い」というニュアンスを込めて使われるようです。