おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

a fool's paradise 愚か者の天国→はかない幸福

意味:ありえない希望に基づいた幸福感、幻影

 

<例>

I know I live in a fool's paradise, but I would not give it up.

(自分がはかない幸福を夢見て暮らしているのは分かっているさ、でもあきらめないよ。)

 

すでに15世紀には使われていたようですが、慣用表現として広まったのは16世紀になってシェークスピアが『ロミオとジュリエット』で使ってからと言われています。

 

「愚か者が喜んでいる天国」とは、「賢い人にはばかげて見えるようなことに希望を見出している状態」とイメージすると、この表現の意味を想像しやすいかと思います。

 

例文のように自分自身のことを卑下するように表すとき、または人を戒めるときに使われる表現です。

 

動詞とあわせて「live in a fool's paradise」または「be in a fool's paradise」と使われることが多いので、あわせて覚えておきましょう。