おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

as black as thunder 雷のように黒い→激怒している

 

 

 

意味:激怒している

 

<例>

He was as black as thunder when he heard the news.

(その知らせを聞いたとき彼はカンカンに怒っていた。)

 

日本語でも例えば「雷おやじ」とか「部長の雷が落ちる」など、人が怒る様子を雷を使って表しますので、英語でも「thunder」が怒りを表すというのはイメージしやすいと思います。

 

しかしピカッと青白く光る「thunder」と文字通り黒を表す「black」とはあまり合わない感じがします。

 

この表現は、もともと「雷が鳴るときには空に真っ黒な雲が立ち込めている」ことから使われるようになりました。

 

「今にも雷がゴロゴロ鳴り出しそうなくらい真っ黒な空だ」という意味のこの表現を、「今にも怒鳴り出しそうなくらい怒りに満ちた様子だ」という怒りを表す表現として用いられるようになったものです。