up against the wall 壁に対して立つ→窮地に陥る
意味:逃げられない状態に追い込まれる
<例>
I have to give it up. I’m up against the wall
(あきらめなければならない。私にはもう出来ることはないのだ。)
直訳のとおり壁際に立っているという意味で使われることもありますが、派生の意味で使われる場合は少々厳しい雰囲気を持つことになります。
とても登れないような壁に囲まれた袋小路に追い込まれ、目の前には複数の敵が今にも自分に襲いかからんとしている、そんな様子を思い浮かべてください。
つまり単に「大変だ」という感じではなく、「万策尽き、なすすべはない。自分には何もできないので、運に身を任せるしかない」といった状況に使われる表現です。
もちろん、冗談めかして大げさに言うためにこの表現を使うこともあり、それ自体はユーモラスに受け止められるものですが、上記のような重い響きを持つ可能性があることは意識しておきましょう。