おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

dip one's toe in(to) つま先を~に浸す→試しに始める

意味:物事をとりあえず試しで始める、慎重に始める

 

<例>

While I was still working for my previous employer, I dipped my toe into writing fictions.

(まだ前の会社で働いている間に、小説の執筆に手を付けてみた。)

 

もともと「dip one's toe in the water」という表現があり、「温度を確かめるためにつま先で水面を触ってみる」という本来の意味が転じて「(本格的に取り掛かる前に)まず試してみる」という意味で使われます。

 

今でもこの表現が比ゆ的に使われ、実際に水に入らなくても、「慎重に始める、試しにやってみる」という意味で使われています。

 

さらに、この「in the water」の部分を具体的な対象に置き換え、例文のように試験的に何かに取り掛かる様子を表す場合に使われることもあります。

 

dip」の代わりに「put」が使われている文章も見かけますが、意味は同じです。