おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

eyes in the back of one’s head 頭の後ろにある眼→洞察力

意味:洞察力、眼識

 

<例>

My boss must have eyes in the back of his head.

(僕の上司は何でもお見通しなんだ。)

 

一部では、「原始人には第三の目が後頭部にあったが、進化の過程で目としての機能を失い、脳髄の一部に取り込まれていった。現代人では、脳のその部分が洞察力をつかさどっている」という話があり、今日の表現の起源として扱われている場合があります。

 

しかし、少なくとも現代の用法では「eyes in the back of one’s head」と、目は複数で用いられており、一つだけである第三の目とは合わない気がします。

 

何が起きているのかを、言葉による情報がなくても周りの様子から推察できる、そんな能力のことを表すものです。

 

部下が上司の陰で、または子供が親の陰で、バレないつもりでやっていたことが、なぜだかお見通しだった。そんな様子を想像して覚えましょう。