おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

sitting duck 座っているカモ→楽な目標

意味:狙いやすいもの、楽に達成できる目標

 

<例>

The job must be a sitting duck as long as you can speak English.

(英語が話せさえすればその仕事は楽なはすだ。)

 

起源ははっきりしていませんが、意味とイメージが結び付けやすい表現だと思います。

 

狩りをする人にとって、歩き回ったり水面を泳いだりしているカモより、座って日向ぼっこをしているカモのほうが狙いやすいはずです。

 

「Sitting Ducks」という有名なイラストがあります。マイケル・ベダードというアーティストによる作品で、3匹のカモが椅子に座り、各々読書をしたりパイプを口にしたりしてリラックスしているなか、そのうちの一匹が自分たちの背後の壁にある銃弾の跡を眺めている(つまり、座っているうちに狙われていた)、という情景がユーモラスに描かれています。

 

この絵をもとに、1990年代には本が書かれ、さらに2000年代に入るとテレビシリーズもつくられたそうです。