おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

know the ropes ロープを知っている→勝手が分かっている

意味:勝手が分かっている、事情に通じている

<例>
Now that you know the ropes in this business, I bet you will make the deal.
(もう君はこのビジネスのコツをつかんでいるのだから、きっと契約を取れるだろう。)

今までも船での交易が盛んであった時代に使われていた表現が慣用表現となり、現代でも使われている例を取り上げてきましたが、この表現も同様です。

船で使われている太いロープをどのように結び、どのように絡めるかで、船のあらゆる作業に影響が出てきます。

すなわち一人前の船員であるためには、ロープの使い方を知っている必要があるということになります。

ここから、ある仕事に通じ、一定のレベルの仕事をこなすことができることを「ロープを知っている」という表現であらわすようになりました。

なお、常に「ropes」と複数で使われますので、気をつけましょう。