おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

play into one’s hands ~の手の中へ遊びにいく→~の術中にはまる

   

意味:~の計略にかかる、思うつぼになる

<例>
I thought he was a good business partner, but it turned out that I actually played into his hands.
(彼は良いビジネス・パートナーだと思っていたが、実は彼の計略にはめられたことがわかった。)

「play」という単語には「人を(ふざけて)だます、ひっかける」という、「trick」と似たような意味があります。

今日の表現もこの意味に基づく言い回しですが、例文のように「ひっかけられた」という意味の文章でも、受動態にはせず「私が彼の策略にひっかかる」という言いかたになります。

したがって「手の上で転がされる(踊らされる)」という日本語の表現と比較すると、意味やイメージは似ていますが、文章の作り方には注意が必要だと思います。

なお、常に「hands」と複数で使われることも併せて覚えておきましょう。