おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

go to one’s head ~の頭に行く→~をだます

   

意味:~をだます、勘違いさせる

<例>
I won a prize for my sales performance of this month, but it will not go to my head.
(今月の営業成績で賞を取ったけど、僕はこれで勘違いしたりはしないよ。)

「頭に行く」と言われてもピンと来ませんし、これを「頭にくる(=癇に障る)」と捉えてしまうと英語としては誤った解釈になってしまいます。

もともとはアルコールの影響が頭に及んで、その結果目の前の出来事の認識を誤ってしまう、という状態をあらわす表現でした。

今では酒に酔って頭脳が機能しなくなる状態だけでなく、ある出来事が人を勘違いさせたり、人をだましてしまう様子をあらわす言葉としても使われています。