おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

go begging 物乞いに行く→余る

意味:余る、必要とされなくなる、後回しにされる

 

<例>

The stock of short-sleeve shirts seems to go begging because this summer was gone earlier than expected.

(夏が予想以上に早く終わってしまったので、半袖シャツの在庫が余りそうだ。)

 

「beg」はご存知の通り「(人にモノ)を乞う」が通常の使われ方ですが、この表現の場合は、「モノが人に“必要とされる”ことを求める」というイメージをもつと分かりやすいと思います。

 

例文では、余ってしまった半袖シャツの在庫(モノ)が、買い取ってくれる業者(必要とする人)を求めている、という状況を表しています。

 

また「Great jobs are still going begging right now in the financial industry.」(金融業界では今でも良いポジションが空いている。)という文章でも使われることがあります。

 

この場合も「(職が)余っている」という意味ではありますが、むしろ「Job vacancies are available.」という意味としてとらえたほうが分かりやすいでしょう。