おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

smell fishy 魚のようなにおいがする→疑わしい

意味:疑わしい、胡散(うさん)臭い

 

<例>

No matter how positively calculated, it never reaches the figure he reported. It smells a bit fishy…

(どんなに大目に計算してみても、彼が報告してきた数字にはならないよ。ちょっと疑わしいね。)

 

日本語でも「逃がした獲物は大きい」、または「逃がした魚は大きい」などと言いますが、英語でも発想は同じです。

 

釣り人が「この前このくらいのニジマスが釣れたんだけど、あとちょっとというところで針から落ちちゃって・・・」と言いながら、両手を広げて釣り損ねた魚の大きさを“過大”表現しているところを想像してみましょう。

 

誰かが主張していることが、まるで釣り人が逃した魚の大きさを大げさに訴えているときのように、にわかには信じがたく聞こえる様子を、「魚のようなにおいがする」という表現であらわしたものです。

 

したがって、実際の魚独特のにおいとは関係はありません。