おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

any port in a storm 嵐の中の港→せめてもの救い

意味:窮余の策、せめてもの頼り

 

<例>

It's not the best option, but any port in a storm.

(ベストな選択ではないけど、急場しのぎにはなるね。)

 

船の運航中に嵐が起きて海が荒れてきたら、とにかくどこでもいいので近くの港に停泊し、嵐がおさまるのを待つのが正しい判断でしょう。

 

普段であればむしろ避けたほうが良いような港でも、「急場をしのぐ」ためには停泊できるだけ有難いものです。

 

この表現は、余裕のあるときにはおそらく選ばないようなものでも、困っているときには助かる、という意味で使われるものです。

 

文脈によっては、「こんなものは普段だったら絶対ゴメンだ」という雰囲気で使われていることもあるようですので、使うときには注意しましょう。