おもしろい英語表現

日本人には思いつきにくい英語の慣用表現を取り上げていきます。少しでも覚えて、使って、より生き生きとした英語の使い手になりましょう!

streets ahead 通りをいくつも先に行っている→抜きん出ている

意味:(~より)抜きん出ている、数段まさっている

 

<例>

He is streets ahead of us when it comes to financial knowledge.

お金に関する知識となると、彼は我々より数段まさっている。

 

通りをいくつも先に行っている、つまり同じ方向に進んでいる人たちの中で、ある人だけが、いま私たちの歩いている通りではなくもっと先の通りを歩いている、というイメージになります。

 

この表現ではstreetsといつも複数形が使われ、「通り」というもとの意味を離れ、「数段、もっと上の」と言う意味の副詞的な役割の言葉になります。

 

また「streets apart」(まったく違う、別物である)という表現もあり、こちらも「通り」ではなく、apartを強調する言葉としてやはりつねに複数形で用いられるものです。

 

この表現を聞いたとき「通り」を思い浮かべることなく、すぐに上記の意味が頭に浮かんでくるように、出来れば「streets ahead」を一つの言葉として覚えるのが良いでしょう。